子育て

子どもの思考力の育て方 1番大切なこととは?



2020年に小学校の学習指導要領が改訂され、
2021年に中学校、2022年に高校の学習指導要領が改訂されました。

暗記重視だった大学入試センター試験は、
2021年から大学入試共通テストに変わりましたが、
理系科目であっても、読解力が試され、
より判断力・表現力を必要とするテストに変わっています。

2022年の数学のテストは、
これまでと違って、高度な読解力が試されるテストだった為、
平均点が低くて話題になりました。

こういった教育改革の中、
お子さんの思考力を育てたいという保護者が増えているようです。
判断力・表現力を高めるためには、思考力を育てる必要があるからです。

「幼児教室に通わせていれば安心。」
かというと、そうとも限りません。

お子さんを取り巻く、周りの大人の関わり方が大切なのです。
では、どのように関わるとよいのでしょうか?

頭ごなしに子どもに言わない

頭ごなしに言うと、子どもは考えなくなります。

考えて何か言っても、どうせ聞いてもらえないから。
親の言う通りにしていれば、怒られないから。

「親の言うとおりにする」子は、
親から見ればとても良い子で助かるのですが、
そこに子どもの意思はなく、
主体的に取り組むことが出来ません。
これが、思考力を育てる妨げになるのです。

では、思考力を育てるには、どうしたらよいのでしょうか?

提案して、会話をする

例えば、
「○○をする前に宿題を済ませたほうがいいと思うんだけど、どう?」
(「○○」は、お子さんが今やっていることとか、好きなこと。)
という聞き方をします。

こちらが、どうしてそう思うのかを伝える。
それに対して、お子さんがこう思うという反論なりを伝える。
それに対して、お互いが納得できる妥協案を作り、
実行する。

こういった会話で、思考力が育ちます。

大人が感情的になってしまいそうな時は?

感情的にモノを言われると、どんな人でも良い気分はしません。

ゲームに夢中な我が子を見て、
「宿題もしないでゲームをしてるんじゃないか。」と、
ついカッとなって、言ってしまいそうになることがあります。

ここでケンカしてしまうと、
ゲームもやめてもらえないかもしれないし、
無理にやめさせても、
また後日同じことが起こりえます。

これは嫌ですね。

カッとなってしまいそうな時は、一呼吸入れる。

私の場合は、気持ちを切り替えて、
「そのゲーム、いつからやってるの?」
「〇時から」
「何時までやるの?」
「□時半まで」
「じゃあ、終わったら宿題するのね?」
と、会話するようにしています。

自分で「□時半まで」と決めたので、
その時間にはゲームはやめないといけません。

何気ない「日々のやり取り」で、
思考力=自ら考える力は養われるのです。

まとめ

・子どもの思考力を高めるためには、大人の関わり方が大切。
・頭ごなしに告げず、子どもと対話をしよう。
・大人が感情的になりそうな時は、一息ついてから伝えよう。
・何気ない日々のやり取りで、思考力が育つ。

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